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アスパラガスに多く含まれるルチンの効果
アスパラガスにはルチンも豊富に含まれています。これも立派な注目成分です。ルチンは皮膚内、粘膜下などが出血する紫斑病の治療に有効だったので「ビタミンP」とも呼ばれています。
ルチンは、ポリフェノールの一種でフラボノイド系に属します。ポリフェノールとは、植物の苦味、渋味、色素の成分となる化合物の総称です。これは自然界に何と5000種類以上も存在しているとされる栄養素なのですが、すべてのポリフェノールに強力な抗酸化作用があり、生活習慣病予防には高い効果を発揮するといわれています。
フラボノイド系に属するルチンは、ビタミンCと共に働くのが特徴で、毛細血管を強化し、出血性疾患に効果があるのです。脳卒中、歯茎からの出血などの出血性疾患の予防、また、血流をスムーズにしてくれます。更には、高血圧、動脈硬化、脳血管障害、痔など血流に関する疾患の予防に効果があります。
弾力がなくなって破れやすくなった血管は、このルチンが弾力のある血管へと改善するので、心臓疾患などにも効果があります。
そしてビタミンCの吸収を促進するという特筆すべきルチンの特長もあります。つまりビタミンCと併用すればルチンの効果も高まるわけです。ビタミンCと併用すれば、体内でのコラーゲンの合成などもサポートします。
すい臓にもルチンは作用して、障害となる物質の働きを弱め、インスリンの分泌を促進するので、糖尿病予防の効果があります。
アスパラガスの栄養と健康効果